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旅行記:アラスカ(世界自然旅)

86.別れのドライブ (2003/9/17:晴時々曇

 アラスカへの愛着

 アラスカの滞在も残り2日となった。この日も晴天に恵まれ、久々に暖かく感じたので、外に出て温度計をチェック…すると、-15℃を指しているではないか。もう8時を過ぎたというのに、かえって寒くなってしまった(と言うことは、最近はもっと寒かったらしい)。

  この日は、もう近場に出かける場所がないので、家でのんびり過ごす。朝から宿の女主人がお出かけなので、犬や猫と一緒に過ごすこととなったが、まだ2泊しかしていない客人相手では、動物たちの愛想が良いわけがなく、なんだか居心地が悪い…しかし、しばらくすると1匹の猫が妙に甘えてきたので、仕方なく可愛がっていると、ご主人の帰宅とともに飛んでいった。恐るべし、猫…

  それにしても、こうやって地元の人たちの中にいると、アラスカの人たちがいかに自分たちを誇りに思っているかがわかる。アメリカ本土を「下の48州」(lower 48)という言い方をするし、何よりアラスカを愛している。1年の半分は冬という過酷な条件でも住み続けられるのは、こうした愛着があるからこそなのだろう。

 でも、その気持ちもわかる気がする。今回はたかだか1ヵ月ほどの滞在だったが、それでも魅力的な旅であったし、途中で会った地元の人、そして旅人も、アラスカが好きでたまらない、熱い人が多かった。天候に恵まれたとは言えないが、北米の中ではやはり最も印象に残っているし、必ずや再訪して、今度はもっとディープに攻めたいと思う次第である。

 マタヌスカ通過

 そして翌日、ついにアンカレジへと帰っていく。シャトルバスを用意すると言っていたが、現れたのはジェニファーの車で、ジェニファーと宿の女主人がついでにアンカレジで買い物をするらしい。なるほど、そういうことだったか…

  朝食を終えたら、3人で車に乗り込み、長いドライブが始まる。ウィロウ・レイクでは三度ランゲル山脈の雄姿を眺め、さらに北上して、グレナーレンに入ってからは、南にチュガッチ山脈(Chugach Mountains)を眺めながら西に進む。この日も晴天で、雄大な山並みを眺めながらのドライブは気持ちよい。途中のビューポイントでは何度か止まってもらい、せっかくなので写真を撮らせてもらった。

Chugach Mountains
チュガッチ山脈

 やがて、車は有名なマタヌスカ氷河(Matanuska Glacier)に差しかかる。以前、ポカリスエットのCMに登場してお馴染みだが、あの景観を見るには何時間も氷河を歩かなければならない。しょせん、一般人は末端を眺めるだけで、どうしても迫力に欠けるが、仕方ないところである。

Matanuska Glacier
マタヌスカ氷河

View of Chugach
秋の山並みが美しい

 この先はマタヌスカ川(Matanuska River)に沿って走ってゆき、パーマー(Palmer)まで来ると、だいぶ開けてきた。ここで昼食を取ってさらに走れば、エクルートナ(Eklutna)辺りからはだいぶ街らしくなり、アンカレジはもう近い。

 思わぬ再会

 アンカレジの郊外にたどり着いたところで、お買い物タイムとなり、私も付き合わされる(送ってもらっているので文句は言えない)。様々な生活雑貨を購入しているが、私はとりあえず眺めるだけで止めておいた(基本的に、アラスカは物価が高い)。

  そして再び走り出すと、まもなく背後にデナリらしき高峰が見えた。かなり距離はあるが、ひときわ高い山なので、まず間違いないだろう。最後の最後でまたデナリにお目にかかれて光栄だ(宿の主人は、初めてデナリを見たと言って感動していた)。

  すると、まもなく車は空港へと入っていく。てっきり街中で降ろされると思っていたが、ここまで送ってくれるとはかたじけない。最後は軽いハグでお別れをしたのであった(日本男児はどうしても慣れない…)。

 ところが、ソウル行の飛行機は明朝4時25分発なので、チェックインすら深夜…まだ午後3時過ぎなので、またまたやることがない。止むを得ずロビーで時間をもてあましてしまった(いちおう、ジュノーでコピーしておいた南米情報をチェックする)。

 夜遅くなって人が集まり出したが、よく見ると見たことのある顔が…間違いなく、デナリで会った写真家さんだ。こちらから挨拶すると、向こうはビックリした様子。なんでも、予定を少し早めて帰国するらしいが、デナリではあの後、雨や雪が多く、最後は寒くて仕方なかったとのこと。でも、また来たいと言っていたので、やはり印象深い旅だったのだろう。

  こうしていろいろと話をしているうちに時間となり、無事チェックインを済ませて、ソウル経由で4ヵ月ぶりに帰国することができた。

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