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旅行記:アラスカ(世界自然旅)

79.奇岩を愛でる (2003/9/6:曇後晴

 オーロラ鑑賞開始

 本日5日からの4日間は、オーロラ鑑賞の日。フェアバンクス郊外のChandalar Lodgeに居を構え、可能な限りオーロラを眺めたいと思っている。ただ、気がかりなのは天気だ。比較的安定すると言われる9月に入っても、この4日は毎日曇りか雨で、星すら見えなかった。あと4日あれば何とかなると思うが…

 今日は午後に迎えが来ることになっていたので、朝のうちは近くのアラスカ大学博物館(University of Alaska Museum)に寄ってみる。ここにはオーロラのスライド上映があると聞いて来たのだが、そんな施設は見当たらない…結局キャンパスを徘徊しただけで徒労に終わってしまった。

 バスで街中に出て、買い出しを済ませたら、ビジターセンターの前で迎えを待つ。すると、やや遅れたものの、迎えのご婦人が登場。さっそく車に乗って宿に向かうが、その前にご丁寧に大型スーパーに寄ってくれる。宿では自炊のみのため配慮してくれたのだが、こちらは既に購入済…でも、無下に断るわけにもいかないので、多少食料を買い足して、今度こそ宿に向かった。

  この時期は結構空いているそうで、宿には他に客人がいない。ご主人も猟で出かけているらしく、何とも寂しい状況だ。荷物を整理して居間に戻ると、ご婦人は1人トランプに興じていて、こちらにはお構いなしの様子。こちらはそれで構わないので、後はゆっくりと過ごした。

  ところで、肝心のオーロラはというと、この夜も雲に覆われていて、空が顔を出してくれない。フェアバンクスまで来てもう4日になるが、まだ一度も晴れていないのだ…でも、まだ3日あるので、きっと晴れてくれるだろう。

 近場に出陣

 翌日も冴えない天気であったが、このまま宿にじっとしているのももったいないので、近場に出陣してハイキングをする。実はこの辺り、フェアバンクスの東側はチナ川州立レクリエーション自然公園(Chena River State Recreation Area)に指定されていて、気軽なトレッキング・コースがいくつかあるのだ。

 お願いして、宿からチナ温泉ロード(Chena Hot Springs Road)の39マイルポイントまで送ってもらったら(もちろん有料)、トレイルを歩き出す。今日はグラニート岩トレイル(Granite Tors Trail)を周回し、様々な奇岩を愛でる所存である。

 チナ川(Chena River)に沿って少々歩き、分岐を右に見送ると、ロック・クリーク(Rock Creek)を渡ったところで南東に進路を変え、緩やかに登り始める。周囲には白樺やスプルースの森が広がり、快適な道のりであった。

Walking in forest
快適な森の道

  6kmほど歩くと森は終わり、前方の視界が開けてきた。ここから尾根上のアップダウンを繰り返すと、しばらくで分岐が登場。ここはせっかくなので寄り道し、北に登っていく。前方に大きな岩が見えてきたが、あれが目指すノース岩(North Tors)らしい。大したことはないが、ここで一服し、しばしゆるりと過ごした。

North Tors
ノース岩

  分岐に戻ると、ここで後続のグループに追いつかれてしまったが、この先は岩場の登りとなるので、あっさりと追い抜く。さらに登ると、視界はますます開け、背後の山々も見えてきた。そして、斜面を周り込むようにして進むと、ほどなくして平原に到達する。周囲の奇岩も良く見えるようになり、ようやく目的の場所に来たようだ。

Granite Tors
奇岩帯に入ってきた

 奇岩帯に遊ぶ

 前方に小屋が見えるので、とりあえずそこまで歩いてみる。ところが、この辺りは湿地になっていて、水がたまって歩きにくい。なるべく濡れないように歩き、小屋まで来ると、ちょうど掃除中で利用不可(もともと無人で、8名しか入れないらしい)。そこで、もう少し先の奇岩地帯まで歩くことにした。

Plain of Monuments
奇岩が迫る

 この辺りはPlain of Monumentsと呼ばれるエリアだが、確かに露出した岩が多く見られ、不思議な景観になっている。その一角にたどり着いたら、荷物を下ろして奇岩を観察。いろいろな形があって、まずまず面白い。そして、ここで大休止とし、岩の上に登って昼食を取った。

Granite rock (2)
奇岩を見上げる

Granite rock (1)
鋭い形をしている

  もう少し西側にも奇岩があるので、さらに歩を進めてみる。またしても岩の上に登ったりしながら歩いていき、北に向かって少し下るとリザード・アイ(Lizard's Eye)と呼ばれる岩が登場。これが最後の奇岩のようなので、改めてじっくりと眺めさせてもらった。

Granite view
奇岩を遠望する

Lizard's Eye
リザーズ・アイ

Lizard's rock
奇妙な岩の形だ

 ここで奇岩帯とはお別れし、稜線を一気に下っていく。始めが思いのほか急で驚いたが、やがて道は緩やかになり、森の中を悠々と歩くことができる。そして、チナ川が見えたところで元の道と合流し、無事23kmほどを歩き終えたのであった。

  迎えの車を待って宿に帰るが、この頃になって急速に天気が回復し、夕方には青空が広がるようになった。これはオーロラ観測の絶好のチャンスだ!

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