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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

6.初ジャングル (2003/10/31-11/1:雨時々曇

 転覆寸前!

 クスコ近郊の観光を終えたところで、今度は一転してアマゾンのジャングルに向かう。私はてっきり、有名なマヌー国立公園(Parque Nacional Manu)に行くのだと思っていたが、どうやらもっと下流にある、ツアー会社のロッジに泊まるらしい。

 まずは空港に赴き、プエルト・マルドナード(Puerto Maldonado)へ飛ぶ。わずか30分ほどのフライトだが、一気に高度を落としているので、到着するとものすごく蒸し暑く、ジャングルに来たのだと実感せざるを得なかった。

  大勢の観光客が続々と出発していくが、現地のガイドはなかなか現れない…すると、だいぶ人が減ったところで担当者が登場。それからは慌しく移動し、街中を過ぎてマドレ・デ・ディオス川(Río Madre de Dios)岸に着いたら、さっそくボートで出発となった。

 幅広の川を走り、まもなくピエドラス川(Río Piedras)、パリアマヌー川(Río Pariamanu)と、次第に狭い川に入っていく。このところ雨が多いのか、意外に流れが早く、流木も多くて嫌な感じだ。そんな中を翻っていくと、曲がり際で突然、ボートが一気に傾いた。転覆する!

  慌ててボートにしがみつくと、ぎりぎり転覆は免れ、少し浸水した程度で済んだ。それにしても危なかった…全く油断していたので、最初は何が何だかわからなかったが、一歩間違えれば大変な事態になっていただろう。

  その後は冷や汗をかくこともなく、ジャングルの中を航行していく。考えてみれば、これが初めての本格的なジャングルだ(屋久島やNZは違うとしておく)が、特段感動はない…なぜだろう?

  ともあれ、こうして3時間あまりかかってロッジにやって来た。ここまで来ると、さすがに観光客でごった返していることはなく、久々の静寂である。ロッジまでは少々歩かされたが、思いのほか快適な設備で一安心であった(ちなみに、部屋は男3人でシェア)。

 ジャングル歩き

 もう夕方になっていたが、この日は夕食後、付近を散策するというので、懐中電灯を持って出陣。さらに長袖を着込んで、マラリアにかからないよう気を配った。

  暗闇の中、虫を探しながら歩いていくと、いきなり昆虫を発見。すると、後ろにいたおば様が「あれは模型よ」と小声で冗談を言う。そう言われると、それから見つかる物も模型に見えてしまう…しかも、大物は見つけられなかったので、マラリアに怯えて闇夜を歩いただけの価値はなかった。

 そして翌日は、朝食を終えると再びジャングルを歩くことになる。雨の中、どこに向かうとも知らず進むが、周囲には根の張った巨木、変形した木々などが多く見られ、鬱蒼とした森の様子がわかって興味深い。

  しかし、動物は全然見つからない…と思っていると、ガイドが上を指差した。音を立てずに見守っていると、どうやらサルがいるらしい。徐々に近づいていくと、数匹がじゃれているのが確認できた。やや距離はあるが、あれは間違いなくサルだ。

 すると、今度は一転して川岸に連れて行かれる。そして、対岸の土壁を見ると、美しいコンゴウインコ(Arara)の群れがいるではないか。これもやや距離があるが、胴体が赤、羽が青色をしていて、見事な色彩である。これは歩いてきた甲斐があった。

Arara
コンゴウインコ

  こうしてジャングル・トレッキングは終了し、昼前にロッジに戻った。昼食後はしばらく自由時間となったので、ただただのんびりと過ごした。

 もう雨季なのか…

 しかしこの段になって、それまで小雨だったのが、スコールのような豪雨になってしまった。これでは動きが取れないので、ロッジで何をするでもなく過ごすが、雨は一向に止む気配がない。もう半日以上降り続いているではないか。ガイドが言うには、まだ雨季ではないらしいが、今年はもう突入してしまったのだろうか…

  この大雨のため、夕方から予定していたピラニア(Piranha)釣りは中止となり、皆夕食を待つだけとなった。だが、日が暮れたところでようやく雨が収まったので、食後はミニ・クルーズに出かけることとなった。

 例によって武装して夜の船に乗り込み、上流に進むが、暗闇では何も見つけられない。が、ガイドはさすがに目が肥えていて、ちょっとした気配を察して、ワニやカピバラ(Capivara)を発見する。特に面白いのはカピバラで、手が触れそうになるまで近づかないと、微動だにしないのだ。ワニは近づくとすぐ逃げるのに対し、こちらは生きているのか死んでいるのかわからないような動きであった。

 これで意外にあっけなくプログラムは終了し、翌朝、まだ暗いうちに出立してプエルト・マルドナードに引き返していく。帰りは転覆の危険もなく、無事に生還。そしてクスコ行の飛行機に搭乗し、高所へひとっ飛び。そして、2人のメンバーとはここでお別れとなった。

  この後、希望者はクスコ周辺でラフティングなどできるとの話だったが、私は乗り気ではなかったので、1人何もせずに宿で過ごした。もっとも、他の人たちも予約が全く取れず、結局午後はお休みになってしまったが。

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