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旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

5.聖なる谷巡り (2003/10/30:曇一時晴

 またも大混雑

 インカ・トレイルを歩き、マチュピチュを観光した後は、クスコ近郊の聖なる谷(Valle Sagrado)を巡る。もうすっかり脱力モードなのだが、ツアーで動いている以上、それに従わなければならない。

 今日からは、新たに5人のメンバーを加え、計11名となった。彼らは昨日、マチュピチュを日帰り観光していたが、顔合わせはこれが初めて。皆専用のミニバスに乗り込んで、まずはサクサイワマン(Sacsayhuamán)に向かった。

 この遺跡はクスコを見下ろす丘の上にあるので、すぐに到着した。ガイドに付き従って、石組みの遺跡を巡るのだが、さすがにマチュピチュの後では見劣りしてしまう。しかも、時間が経つにつれて人がどんどん増えてきたので、クスコの街並みを見下ろしたら、足早に次を目指した。

Sacsayhuamán Ruin
サクサイワマン遺跡

View of Cuzco
クスコの眺め

  車は、ケンコー(Qenqo)、プカ・プカラ(Puka Pukara)、タンボ・マチャイ(Tambo Machay)の各遺跡を通過して、北へと走っていく。やがて急降下が始まると、眼前にはウルバンバ渓谷(Valle Urubamba)が見えてくるが、ここを下りきったら、ピサック(Pisaq)の街は通過して、丘の上にある遺跡に向かった。

Valle Urubamba
ウルバンバ渓谷

Pisaq Ruin
ピサック遺跡

  遺跡の手前まで来ると、たくさんのバスやミニバンが駐車していて、大変な混雑であった。ここから遺跡まで歩くのだが、途中の道は数珠繋ぎになっており、これではゆっくり遺跡を鑑賞する雰囲気ではない。行列に並び、だらだらと歩いていくが、まさかここまで混んでいるとは思っていなかった。

  やっとのこと遺跡の中心部までやって来ると、ここのヒトゴミはひどく、動きが取れないほどの混みようであった。もうこの雰囲気に疲れてしまったので、ざっと遺跡を眺めたら、1人で足早に戻ったのであった。

 好きにしたい

  皆の帰りを待って遺跡から離れると、今度はピサックの街に入り、市場を見学する。インディヘナ(Indígena:先住民)の人々が、日用品、衣類、食料、土産品など、数多くの露店を連ねているので面白いが、ここでは2時間もの自由時間が与えられた。買い物好きならともかく、そうでない人間にこんな時間を割り当てられても、やることがない…後半は完全に時間を持て余してしまった。

 雨が降り出したところで時間となり、昼食後の再スタート。川に沿ってしばらく走ると、途中の街でいきなりお土産屋に入った。個人的にはあまり興味がなかったが、これもとりあえず一緒に行動しなければならない…ざっと眺めるだけで留めたが、ショッピングに夢中の人たちも中にはいて、結構な時間を食うこととなった。

 ようやく待ちぼうけから解放されると、続いて近くの店に入り、地元の酒、チチャ(Chicha)をたしなみ、その後ゲームに興じる。しかし、どちらも個人的にそそられるものではなく、退屈極まりない。もう好きにしたいのだが、今さらどうすることもできず、ただただ耐え忍ぶしかなかった(別にツアーの全てを否定するつもりはないが、どうしても最大公約数的なメニューを提供しようとするので、合わない部分が出てきてしまう)。

  他の人がずいぶんと遊びに夢中になったおかげで、夕方間際になってようやく始動し、最後の訪問地、オリャンタイタンボにやって来た。ここも観光地らしく、たいそう多くの観光客と物売りで賑わっている。これから眼前の遺跡に向かうのだが、何人かはもう遺跡に飽きて、行きたくないと言い出した。まったく身勝手な限りだが、今さら文句を言っても始まらないので、少数で遺跡に歩いていった。

Ollantaytambo Ruin
オリャンタイタンボ遺跡

 旅の違い

 遺跡は斜面に作られているので、ここを見て回るには、かなりの急階段をこなさなければならない。それを見て、途中で返ってしまった人もいたが、私はガイドに付いて一通り巡った。遺跡自体はまずまずだが、どこも人だかりができていて、じっくりと見物する気にはなれなかった。

 それにしても、マチュピチュを含め、クスコ周辺は本当に観光客の多いところだ。たいていは欧米の旅行者のようだが、日本では南米というと縁遠い場所のように思えても、彼らにとっては身近な観光旅行先のようである。まぁ、せいぜい1週間の休みしか取れない日本と、3週間ぐらい取れるアメリカ、6週間も夢ではないヨーロッパでは自ずと違うのだろうが(もちろん、言葉や治安の問題もある)。

 こうして不満を抱きつつクスコに戻ったら、夕食は顔合わせを兼ねて皆で出かけることになった。ホテルからほど近いレストランに行ったのだが、これがまた、非常に高い…これまでも、欧米人好みのお高い店にばかり行っていて、日本円に換算しても安いとは言えなかったが、今回はそれにもまして高いのだ。

  貧乏旅行ばかりの身には手の出ないものばかりで、最も安いもので何とか取り繕うものの、他の人たちは躊躇なく何品も頼んでいる。何という違いだろう…自分の身分の低さを身にしみて感じたが、するとここで、オーストラリアから来ていた老夫婦は、高いから他で食べる、と言って外に出ていった。私には真似のできない芸当だが(それがまた許されるのは良いと思うが)、彼らとは気が合いそうだ。

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