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ペルーの国旗

旅行記:アンデス&アマゾン(世界自然旅)

1.スロースタート (2003/10/26:曇時々晴

 リマ到着

 南米は、日本から見れば地球の反対側にあるので、その道のりは実に遠い。今回は22日の夕方に成田を発ち、アメリカのボストン(Boston)、マイアミ(Miami)経由でリマに飛んだが、結局24時間近くもかかってしまった。しかも現地時間は早朝4時と、まだ真っ暗。入国審査は驚くほどあっさり終わったけれど、早くも気が滅入りそうである。

 荷物を無事引き取り、両替を済ませたら外に出るが、こんな時間でも大勢の客引きが待ち受けているらしく、前方には人だかりができていた。長旅で疲れているのに、あんな喧騒に巻き込まれたくない…しかも、この辺りには悪徳タクシーがはびこっていると聞く。到着早々犯罪や詐欺には遭いたくないので、かなり高かったが、ここはリムジン・タクシーを利用することとし、ゲートを出る前に裏口から脱出した。

  通常の4倍近く(US$17)するだけあって、タクシーはベンツで、豪華そのものだった。しばらく走ってセントロ(Centro)に入るが、この辺りはさすがに薄気味悪く、外には出たくない感じだ。ツアーで用意されていた宿、Hotel Kamanaに着いたら、すぐにチェックインを済まして体を休めたのであった。

 昼前に起床すると、午後3時から打ち合わせがあるという。1人で外を徘徊するのは怖いので、時間まで部屋で過ごし、ロビーに降りると現地スタッフが登場。まもなくイギリス人カップルも現れ、ツアーのブリーフィングを受ける。とりあえずは明朝クスコ(Cuzco)に飛び、そこでまた別のスタッフが案内してくれるとのことであった。

  その後は、せっかくなのでスタッフともどもセントロを観光する。雑然としたラ・ウニオン通り(Jirón de la Unión)を歩き、アルマス広場(Plaza de Armas)、サンフランシスコ教会・修道院(Iglesia y Convento de San Francisco)と周るが、驚いたのは教会の地下にあるカタコンベ(Catacumbas)。ここには無数の遺骨があり(見学できる部分だけで25,000体もあるらしい)、不気味ったらありゃしない!

 動けない日々

 そして翌24日、リマを脱してクスコに向かう。空港には問題なく到着し、大勢の観光客(日本人のツアー客もいる)とともにフライトを待つが、搭乗寸前で出発が遅れ、それからズルズルと、2時間ほど待たされてしまった。これぐらい、我慢、我慢…

 しかし、いざ乗ってしまうと、わずか1時間で到着してしまった。ほぼ海抜0mのリマから、標高3360mのインカの都に飛んできたのだから、心なしか空気が薄い…しかも、迎えの人がいなくて焦ったが、30分ほどで姿を見せたので一安心。彼の案内で、街中のHostal Cusco Plaza I に入った。

  他のツアーメンバーは、明日アレキパ(Arequipa)からやって来るというので、この日は特にやるべきことはない。しかも、高度順応を考えると無理も禁物なので、午後は周囲を散歩し、12角の石(La Piedra de Los Doce Anguios)やカテドラル(Catedral)などを眺めて過ごすが、ここはペルー有数の観光地だけあって、実に観光客が多い。住民も観光ずれしている印象で、写真を撮らせて金を得ようとしたり、物を買わせようと集る姿が悲しかった。

 翌日、朝食を終えてのんびりしていると、しばらくでツアーリーダーとイギリス人の女性、オーストラリアの老夫婦の計4名が現れた。標高5000m近いところに行っていたそうで、何やら具合が悪そうだが、私はコカ茶を飲んでいたせいか、今のところ問題ない。これが明日以降も続けば良いのだが…

  この日もクスコで自由行動ということで、入国からもう3日も経つが、いまだ動きが取れない状態だ。本来ならすぐにでも移動にかかるのだが、ツアーに組み込まれた以上、どうすることもできない…これほどのスロースタートは初めてだ。

  しばらくクスコ観光に付き合っていると、段々と雲が発達し、昼前に豪雨に見舞われてしまった。どうやら、もう雨季が近いらしい。雨宿りがてら昼食をともにすると、後は完全に自由行動ということで、適当にブラブラして過ごした(でも、不安なので無理はしない)。

 ついにスタート

 その夜になって、やっと明日からのインカ・トレイル(Camino del Inca)の打ち合わせが行われた。老夫婦は参加しないが、他のメンバー+個人旅行者1名が参加。荷物の取り決めなどを確認したら、明日は早朝6時出立なので、手早く荷造りを済ませた。

  このコースは、3泊4日で空中都市・マチュピチュ(Machu Picchu)を目指すものである。道中にはいくつものインカ時代の遺跡に出合え、近年非常に人気だという。噂ではかなり手強いらしく、このところの運動不足と高度順応が懸念材料だが、今回は荷物の大半をポーターが持ってくれるので、気分的には楽である。

 そして翌朝、満を持して出発する。クスコの街は世界遺産に指定されているが、上部へと車を走らせると、そこはバラック小屋が立ち並ぶ貧しい世界。華やかな街中とは異質だが、これこそペルーの現状なのだろう。さらに進むとアンデスの山々が見えてくるが、ここで突如停車し、ポーターらしき人たちが乗り込んでギュウギュウ詰めになってしまった。せっかく良い風景が広がっているのに…

 オリャンタイタンボ(Ollantaytambo)を過ぎると、道はとたんに狭くなり、ノロノロ運転となったが、どうにか入口となるkm 82にやって来た。眼前には鉄道駅とウルバンバ川(Río Urubamba)、そして周囲を囲む山々が見える。身支度を整え、駅まで降りれば、これから渡る橋にはインカ・トレイル入口を示す看板が掲げられている。これで、ようやくスタートだ。

View of km 82
km 82の眺め

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