検索 Google
五輪館
Back|Next
旅巧館旅行記南米>パンタナール&アルティプラーノ
ボリビアの国旗 チリの国旗

旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

43.高地の秘境 (2004/1/6:晴時々曇

 高所の温泉

 ついにツアー最終日となったが、この日はいつも以上に早起きして、朝食もそこそこに移動を始めた。ぐんぐんと高度を上げていくと、しばらくでソル・デ・マニャーナ(Sol de Mañana)に到着。ここは200℃にも達する間欠泉(Geiser)が噴き出すところで、そこら中から湯気が出ている。歩いて近づいてみると、中には結構グロテスクなものもあるが、朝一番の観光としてはまずまずだろう。それにしても、ここで4800mもの高度に達しているのは驚きだ。

Sol de Mañana
ソル・デ・マニャーナ

Geiser
噴き出す間欠泉

 後続が増えてきたところで先に進むと、まもなくサラダ湖(Laguna Salada)が見えてきた。この湖自体は普通だが、ここの湖岸には温泉(Aguas Termales)が湧き出ているそうで、既に先客の人たちが水着になって、この天然の湯船に浸かっている。

  我々もその一角に陣取り、とりあえず湯加減をチェックすると、やや生温かい感じだ。すると、欧米人たちは次々と入浴し、狭い泉はたちまち一杯になってしまった。いくら水着着用とはいえ、混浴状態でこんな狭いところに入るのは恥ずかしいので、私は少し奥の空きスペースに移動し、そこで1人のんびり寛いだ。

 一風呂浴びたら、砂漠地帯を越えて、さらに南下していく。そして、いよいよ最後の観光スポットが目前に迫ってきた。

 ただでは終わらぬツアー

 やがて正面に見えてきたのは、緑色をしたベルデ湖(Laguna Verde)と、円錐形をした聖山、リカンカブール山(Volcán Licancabur:5916m)だ。車は湖の手前にある丘で止まり、ここで15分ほどの休憩となる。個人的にはもっと猶予が欲しかったが、そんなことを言っても始まらないので、時間内で鑑賞に励もう。

 この湖は石灰を多く含むため、エメラルド色になっているらしいが、こんな湖が4350mもの高地にあるとは信じられない。せっかくだから、良い撮影ポイントを探そうとウロチョロしていると、先客の人たちが湖畔に降り始めて、なかなか撮り難い状況になってしまった。時間は刻々と過ぎていき、結局、満足とは言えなかったが、それなりに楽しんだのであった。

Laguna Verde
ベルデ湖とリカンカブール山

 これで見所は見終えたので、車に乗り込み、チリとの国境まで走っていく。そして、11時過ぎにはカホン峠(Portezuela del Cajón:4460m)に到達。ガイドとスイス人カップルとはここで別れて、迎えを待つことになった。

  話によると、すぐにチリ側から迎えが来ることになっていたが、なぜか我々のグループだけは置き去りにされ、誰も拾ってはくれない。人が現れる度に確認するが、全て違う人間の迎えで、ついには誰もいなくなってしまった。安いツアーだったとはいえ、最後にこんな目に遭うとは…仕方ないので、しばらく峠で待機し、2時間後、観光客を乗せたミニバスが現れたところで交渉。無理やり乗せてもらって、この危機を脱したのであった。

 一気に文明世界へ

 ここからはサンペドロ・デ・アタカマに向かって、2000m以上も一気に下る。峠を過ぎるとまもなく舗装路となり(さすがチリ!)、眼下にサンペドロの街並みやアタカマ砂漠(Desierto de Atacama)を見ながらぐんぐん下っていく。やがて街並みが迫り、イミグレの前で下車。出入国審査は大変混雑しており、2時間以上待たされた挙句、全ての荷物のチェックと靴底の消毒を行って、ようやく入国することができた。

 サンペドロの街は決して大きくないし、アドベ(日干しレンガ)作りの平屋ばかりで質素だが、それでも、久々に文明世界に舞い戻った気分だ。チリは比較的豊かな国なので、飲食に困ることはないし、人々の身なりもしっかりしている(その代わり物価は高いが…)。ここは観光客の多いところなのでなおさらかもしれないが、ボリビアとは違った意味で、また魅力的である。

 この街はアタカマ観光の起点なので、数日は滞在するつもりだったが、ひとまず首都・サンティアゴ(Santiago)までのバスを3日後に確保。ついで最近できたHI San Pedro de Atacamaに入ったら、街に繰り出してツアーの予約を試みる。サンペドロからのツアーとしては、月の谷(Valle de la Luna) 、アタカマ塩湖(Salar de Atacama) 、そしてタティオ間欠泉(Los Geisers del Tatio)の3つがポピュラーだが、このうち間欠泉は今日見てしまったので却下。残り2日のツアーを明日、明後日と予約して、手早く手配を済ませたのであった。

Page Top
Copyright © gorinkan.org All Rights Reserved.