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旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

42.荒涼につぐ荒涼 (2004/1/5:晴時々曇

 塩湖を抜けて

 ウユニ塩湖の絶景は昨日で終わりで、今日からはチリの国境に向けて、アルティプラーノの世界を南下していく。この辺りも見所満載と聞いているので、楽しみなところだ。

 アトゥルチャを発ち、ウユニ塩湖から離れていくと、しばらくは何てことのない景色が続くが、次第に荒涼とした風景が広がるようになってきた。チグアナ(Chiguana)を過ぎて登り始めると、いよいよアルティプラーノの世界となり、正面右にはオラグエ山(Volcán Ollagüe:5870m)、振り返ればチグアナ塩湖(Salar de Chiguana)を望むことができる(最初に通過した時は塩湖に見えなかったが)。出だしにしてはまずまずだ。

 さらに走っていくと奇岩が多くなり、その先で多くの車が止まっていた。ここは寄り道ポイントらしく、オラグエ山を始めとした雄大な景観の中で、皆様々な奇岩を眺めている。我々も当然立ち寄って、この奇岩帯を思い思いに散歩した。

Volcán Ollagüe
オラグエ山を望む

Rocks with Andes
奇岩にアンデスの山

  20分ほど散策したら、再び車に乗り込んで、さらに南下していく。延々と赤茶けた大地が広がるが、周囲には6000m近い山々が連なり、いかにもアルティプラーノらしい景観である。ガイドはあまり説明してくれない(話すとしてもスペイン語なので、オランダ人の女性が通訳をしてくれる)が、ここは人の生活をも拒むような、過酷な土地であるはずだ。なにしろウユニでさえ標高3660mもあるのに、そこからさらに標高を上げ、水場もないのだから…

 フラミンゴだらけ

 そんなところを走っていくと、突然、目の前に湖が現れた。ここはカニャパ湖(Laguna Cañapa)と言うが、よく見るとフラミンゴがたくさん生息している。フラミンゴは、主に塩分の多い湖で増殖するプランクトンをエサにしているそうで、すっかり食べるのに夢中だ。近くに車を止めて近づくと、その色合いはやはり美しい…立ち姿も優雅だが、ピンク色の羽が事のほか綺麗である。ここも定番のスポットで、観光客で賑わっていたが、じっくりとその様子を観察した。

Laguna Cañapa
カニャパ湖

Flamencos in Laguna Cañapa
フラミンゴが集う

 ここで一息ついたら走行開始となるが、まもなく次の湖、エディオンダ湖(Laguna Hedionda)が登場。ここもフラミンゴの多いところで、広大な湖の中で点々と歩いている。我々も途中で車を降り、湖岸に沿って散歩するが、間近で見るフラミンゴはやはり愛らしい。本命はこの先にあると思っていたが、これだけフラミンゴだらけだったら、もう十分だ。

Laguna Hedionda
エディオンダ湖

Flamencos in Laguna Hedionda
餌を物色中

 少々歩いたら車が待っていて、ここで昼食となった。しばらくのんびりと過ごた後、改めて大移動を再開。チアルコタ湖(Laguna Chiar Kota)、オンダ湖(Laguna Honda)、ラマディータス湖(Laguna Ramaditas)と次々と通過して、荒涼とした景色に戻っていく。そして、さらに1時間ほど走ると、いよいよシロリ砂漠(Desierto de Siloli)に入り、荒涼具合は最高潮を迎えた。

  道は轍があるのみで、一面砂漠の景観が広がっている(と言っても砂丘ではなく、岩砂漠である)。あまりに素晴らしかったので、車を止めて外に出ようとすると、ものすごい風に見舞われて悪戦苦闘。車だから良いものの、ここを自転車で走行していたら大変だったろう(ここはサイクリストには有名なルートである)。

Desierto de Siloli (1)
シロリ砂漠を走る

Desierto de Siloli (2)
砂漠だけが広がる

 アルティプラーノの世界

 このアルティプラーノらしい世界を疾走していくと、さらに1時間弱で、アルボル・デ・ピエドラ(Árbol de Piedra :石の木)にやって来た。ここも奇岩で有名なところで、回転中のコマのような岩をはじめ、風変わりな岩が見所である。ここでも小休止となったが、やはり風が非常に強く、歩いていると砂が刺さって痛い。周囲に観光客がいないのは良いものの、気象条件はなかなか厳しかった。

Árbol de Piedra
アルボル・デ・ピエドラ

Árbol view
周囲も奇岩だらけ

 十分満足したら、なおも南下を続けて、ついにコロラダ湖(Laguna Colorada)に到着した。ここは標高4278mの高地で、今日はこの湖畔で宿泊する…はずだったが、既に満員なので、ここから少し奥にある宿に行かねばならないらしい。そのため、最後にこの赤い湖を観光して、宿に向かうこととなった。

 この湖はフラミンゴの群生地として有名なだけあって、のっけから数の多さに驚かされる。湖岸近くはそこら中でフラミンゴが餌をあさっており、圧巻である。湖を見下ろす展望地に移動すると、そこからは赤い湖の姿が一望のもと。これは湖に生息するバクテリアの色らしいが、何とも不思議な光景である。

Flamencos in Laguna Colorada
コロラダ湖のフラミンゴ

Closeup Flamencos
群生地ならではの光景

Laguna Colorada
コロラダ湖を見下ろす

  すると、ガイドが湖面まで下りるかと聞くので、"Si"と答えようとすると、ドイツ人の男が不機嫌そうに拒否し、早く宿に行ってくれという。どうやら高山病にかかってしまったようだが、個人的には湖岸から赤い湖の様子を眺めることができず、残念であった。

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