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ボリビアの国旗

旅行記:パンタナール&アルティプラーノ(世界自然旅)

40.ウユニへの道 (2004/1/3:晴時々曇

 懐かしのボリビア

 ラ・キアカまで来てしまえば、懐かしのボリビアはすぐそこなので、国境まで歩いていく。そして、20分ほどで国境を越えてビジャソン(Villazón)に入ると、南米最貧国らしく、貧しげな街並みが広がっていた。同じインディヘナでも、アルゼンチン側は小奇麗にしていたが、こちらは見るからに貧しげな雰囲気で、街は独特の匂いもしている。でも、この国は南米らしさを味わえるところで、窃盗にあったにもかかわらず、今のところ一番好きな国である。

 ここから次の目的地、ウユニ(Uyuni)へは鉄道が通っているが、これは週に3便しかない。しかも、明日は週に1度の急行が走るので、まずは切符を確保しようと、街外れの鉄道駅に向かう。構内は結構混んでいて待たされたが、何とかチケットを取ることができた。これで一安心、後は近くのResidencial El Cortijoに入り、街中を散策したりして過ごしたのであった(ここは盗人も多いというので、常に注意を払っていたが)。

 翌日は、列車が午後3時半発なので、それまではのんびりと過ごす。ここも結構ツーリストが多いところで、日本人は見かけないが、欧米人は、続々と現れては国境を越えていく。そんな様子を見ていると、突然、ボリビア人の若者が声をかけてきた。周囲の状況を確認し、荷物をしっかり握って話に応じると、どこから来たのか、どんなところを旅してきたのかと聞いてきた。こちらは片言のスペイン語しかわからないので、あまりスムーズに会話は進まないが、彼はただ興味があっただけのようで、良い人間のようだ。ボリビアの見所をいろいろと教えてくれたので、今回は無理だが、機会があればまた訪れよう。

 高原鉄道の旅

 やがて時間が迫ったきたので、重い腰を上げて歩き出す。食料を買い足し、駅にやって来ると、当日券を求める人で大混雑していて、今にも暴動が起こりそう勢いだ。そんなことなら前日に買っておけば良いのに…ともかく、こちらはもう購入済なので、後は列車の到着を待つばかりであった。

 そして、列車は定刻通りに出発…と言いたいところだが、実際には1時間遅れての発車となった。しかも、出発間もなく停まってしまい、さらに30分ほどの遅れ…ここからウユニへは8時間かかるので、予定通りに進んでも夜の11時半着。それが早くも1時間半のハンディとなってしまった。

 この区間の車窓は素晴らしいと本に書いてあったので、しばらくは外を見ながら過ごすが、景色はどうも今ひとつ…しかし、1時間あまり走ったところで、ようやく奇岩が見られるようになってきた。アルティプラーノらしい荒涼とした世界が広がり、奇岩帯が次から次へと現れる。まもなく陽が沈み、暗くなってあまり見えなくなってしまったが、確かにそれなりに良い眺めであった。

Altiplano train view (1)
沿線には奇岩帯が広がる

Altiplano train view (2)
鉄道では一瞬で通り過ぎる

  その後も列車は黙々と走り、ウユニには深夜1時過ぎに到着した。こんな時間でも物売りがいてビックリだが、とにかく宿を確保せねばと、近場のHotel Avenidaにチェックイン。すると、部屋に入ってさっそく、明日からのツアーを売り込む輩が現れた。この商売根性には関心するが、もう遅いし、明日の天候を見ないと決められないので、また明日来てくれと言って追い払った。

 条件クリア

 ウユニに来た目的はもちろん、世界最大の塩の湖、ウユニ塩湖を訪れるためである。某ガイドブックには、ここは乾季の6~10月がベストとあるが、雨季の方が良いのは知っていた。乾季はただ白一色の世界が広がるばかりだし、5000m近い高地をゆくので、冷え込みは半端ではない。一方、雨季には塩湖に水が張って鏡のような世界が広がり、道中ではフラミンゴも多く見られるという。それゆえ、わざわざ遠回りをして、雨季に合わせてやって来たのだ。

  まだこの時期だと、塩湖に水が張っているか微妙だが、数日前に大雨が降ったし、客引きも問題ないと言っていたので、問題は天気だ。せっかく出かけるのに曇りや雨では仕方がないので、晴天が絶対条件だったのだが、起きてみると良い天気で、絶好のお出かけ日和である。これは千載一遇のチャンスかもしれない。

 すると、さっそく昨夜の男が現れて、今日からのツアーに参加しないかと誘ってきた。聞けば、こちらの希望通り、チリのサンペドロ・デ・アタカマ(San Pedro de Atacama)に抜ける2泊3日のツアーで、料金もUS$60と安い。他にも声をかけられたが、これほど希望に合致したものはないので、悩んだ末に決断し、そのツアーに合流することにした。

 そうと決まると準備が必要で、まず出国のためにイミグレに赴き、有料でスタンプをもらう(国境では検問していない)。続いては買い出しとなるが、ボリビアの通貨(ボリビアーノ)は他国で両替できないので、ちょうど使い切るように計算して菓子などを購入する。オフィスに戻るとメンバーが勢揃いしていて、スイス人(3名)、ドイツ人、オランダ人、オーストラリア人と私で、計7名という構成。頼みのランドクルーザーもスタンバイOKで、いよいよ出発だ。

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