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旅巧館旅行記オセアニアNZ Walking Journey 2001-2002
ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド (NZ Walking Journey)

6.シーニック・ルート (2001/12/28:曇時々晴

 あてつけか?

 今日は早々にフォックス氷河を発ち、7時間半かけてクィーンズタウンまで移動する。ところが朝起きると、まるであてつけのように、穏やかに晴れているではないか。これなら、チャンセラー・ハットへのヘリハイクも可能だろう。

  どうやら、もう1~2日残れということらしいが、今回は予定が詰まっているので、今さら変更するわけにはいかない。4日間も滞在すれば、1日ぐらい晴れてくれると思っていたのだが…社会人ゆえ柔軟に対応できないのを悔いずにはいられなかった。

  ともあれ、バスは定刻より少し遅い9時に出発し、フォックス氷河村をあっさり後にして、翡翠街道を南西に進んでいった。

 植生と天気の変化

  それにしても、西海岸の天気は長続きしない。先ほどまで晴れていたと思ったら急に曇り出し、しまいには雨が降り出してきた。海岸線もどことなく暗いが、なかなか変化に富み、かつ壮観な景色が広がっているので、それを見ながら、あるいはウトウトしながら時間が過ぎ、バスは着実に前進していった。

Coast view near Haast
ハースト近辺の海岸線

 ハースト(Haast)を過ぎると南に転じ、ハースト川(Haast River)に沿って進んでいく。景色も、標高を上げるにつれて広大なクリークからV字渓谷へと変化し、旅人を飽きさせない。途中、ファンテイル滝(Fantail Falls)に寄り道したが、ブナ・シダ・コケが織り成す原生林も含めて、なかなか美しいところだ。

Forest near Haast
森が濃い

Fantail Falls
ファンテイル滝

  やがて峠のハースト・パス(Haast Pass:562m)を過ぎると、植生が、これまでの鬱蒼とした原生林から草原帯に変化し、それに合わせて天候も、どんよりとした曇り空から晴天に変わった。NZ南島にはほぼ常に西風が吹き付けるので、サザン・アルプスを挟んで西側には雲が発生しやすく、逆に東側には乾いた空気がもたらされる。そうした気象条件の変化が一目で感じられるのは、実に興味深いことである。

View at Makarora
マカロラにて

 魅惑の氷河湖

 峠を下って最初の街、マカロラ(Makarora)で昼食を取ったら、バスはさらに南下してワナカを目指すが、まもなく右手にワナカ湖(Lake Wanaka)、それが終わると左手にハウェア湖(Lake Hawea)の景観が広がってくる。いずれも氷河湖独特のミルキーブルー色に輝いており、神秘的な美しさだ。

Road view of Lake Wanaka
ワナカ湖を望む

  こうした湖沿いの道が延々40km程度続く。こんなルートであれば、レンタカーでも借りて、自由気ままにドライブを楽しんだらさぞ気持ち良いだろう。少なくともトランツ・アルパイン号の景色より、ワナカ(Wanaka)~ハースト間の方が優れていると思う。今日はただの移動日と思っていたが、思わぬ収穫であった。

Lake Hawea
ハウェア湖

 ワナカ到着後は、クィーンズタウンに向けて草原帯をひたすら走る。さすがにこの辺りの景観は物足りないが、その分、クィーンズタウンに面したワカティプ湖(これも氷河湖)を見ると、その美しさに名前の由来も納得してしまう。

  クィーンズタウンは相変わらず観光客だらけだったが、私は明日からの山小屋生活に備えて、DOCDepartment Of Conservation:環境保護省)での情報収集や買い出し、それにしばらくお預けの贅沢ディナーも堪能する(日本円で3,500円相当だが、物価水準は1/2)。そして、日本人夫妻が経営するROX B&Bに戻り、身支度を整えるのであった。

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