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旅巧館旅行記オセアニアNZ Walking Journey 2000-2001
ニュージーランドの国旗

旅行記:ニュージーランド (NZ Walking Journey)

14.アルプス街道をゆく (2001/1/6:晴

 クィーンズタウン観光へ

  さて、昨日までの旅で、今回の旅の目的であったフィヨルド探訪は終了した。料理に例えれば、メインディッシュは食べ終わり、これからはデザートである。そのため、この先は宿泊先をテカポ湖畔とクライストチャーチに確保し、年明けにクィーンズタウン~テカポ間のバスを予約した以外、スケジュールは白紙であった。

 そこで朝食を終え、チェックアウトを済ませたら、まずは翌日のテカポ~クライストチャーチ間のバスの手配と、テカポ発の遊覧飛行の予約を試みる。新年初の週末とあって、さすがに予約は難航したが、どうにか席を確保することに成功。そして、今日のバスは昼発だったので、意気揚々とクィーンズタウン観光に出かけた。

  今日は天気がとても良いので、観光名所のボブズ・ヒルに向かうが、せっかくなので国鳥のキーウィを見ておこうと思い、キーウィ&バードライフパーク(Kiwi & Birdlife Park)に立ち寄ってみる。キーウィは暗室に飼育されているため、眼が慣れるまで時間がかかるが、しばらくすると奥の方で何かが動いているのが見えた。ビデオカメラ(フラッシュは不可)を赤外線モードにして覗いたところ、たしかにキーウィが動いているではないか。これには少々感動し、まもなくこの場を後にした。

Kiwi
NZの国鳥・キーウィ

 ゴンドラに乗ってボブズ・ヒルに昇ると、周囲は非常に多くの人で賑わっていた。それでも、スカイライン・シャレー(Skyline Chalet)展望台からはワカティプ湖を眼下に見下ろせ、とても美しい。これは絵葉書などでよく見られる景色だが、12/24に来た時にはほとんど見えなかったので、天気でこんなに違うものかと思わずにはいられない。

Lake Wakatipu and Queenstown
ワカティプ湖とクィーンズタウンの街並み

  しばらく景色を眺めた後は、近くで行われていたリュージュ(Luge)に参加してみるが、感覚がわからないのですぐブレーキをひいてしまい、うまく運転できない…これでは景色を楽しむ余裕もなく、子供にもたやすく抜かれてしまう始末で、結局1回でやめてしまった。

  そんなこんなで遊んでいると、バスの出発時間が近づいてきたので、観光は終了。ゴンドラで街に降り、市街や湖畔を少々散策したら、バックパッカーで賑わうバスに乗り込み、一路テカポ湖に向かった。

Bob's Hill
ボブズ・ヒルからの眺め

Wakatipu beach
ワカティプ湖畔

Earnslaw
「湖の貴婦人」アーンズロー号

 ミルキーブルーの湖

  クィーンズタウンからテカポに向かう道は「アルプス街道」と呼ばれるように、サザン・アルプスの山並みを遠くに見ながら、マッケンジー・カントリー(Mackenzie Country)の中を通っていく。バスはタラス(Tarras)、オマラマ(Omarama)と、所々で休憩を挟みながら進んでいくが、ダンスタン湖(Lake Dunstan)やプカキ湖(Lake Pukaki)などの途中の湖は、氷河から溶け出た水が流れ込んでいるため、ミルキーブルーの美しい景観をなしている。

Lake Dunstan
ダンスタン湖

Lake Pukaki
プカキ湖

  それにしても、このような旅をして気づかされるのは、地図上では大した距離に見えなくても、実際には非常に遠いのだということ。バスも相当飛ばしているが、景色はなかなか変わらず、いかに大きな大地であるかがわかる。やがて、バスはマウント・クック村(Mount Cook Village)への分岐を過ぎ、結局4時間近くかけて、ようやく目的のテカポにたどり着いた。

 テカポはミルキーブルーの美しい湖が有名で、湖畔にある善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)と湖の風景は、NZの代表的な景色である。そこで、本日宿泊するGodley Resort Hotelでは、最高クラスの部屋"Lakeview Deluxe"を確保していたが、そこから眺める景色は、ミルキーブルーの湖とサザン・アルプスが望めて、大変美しい。大枚はたいて部屋を取った甲斐もあったというものだ(それでも、日本円で1万円弱であったが)。

Lakeview Deluxe Room
部屋からのテカポ湖

Church of the Good Shepherd
善き羊飼いの教会

  しばらく部屋からの景色を堪能した後は、例の教会に向かった。教会には、土曜日とあって多くの観光客がやって来ていたが、その中には、偶然にもあの中野夫妻がいた。彼らが言うには、まもなくミサが始まるとのことで、話している間に扉が閉められてしまった…実は、教会の窓から望むテカポ湖が最も綺麗だと言われていたので、それを楽しみにしていたのだが、それを見ぬまま閉められてしまったのである。

Boundary Dog Statue
バウンダリー犬の像

Lake Tekapo from the church
教会脇からの眺め

  仕方なく、しばらくバウンダリー犬の像(Boundary Dog Statue)を見たり、周りの景色を見たりして時間をつぶしたが、やがてミサも終わり、わずかの時間ながら教会の窓越しの風景を拝むことができた。これは、噂に違わぬ美しさだ。日本からわざわざここまで来て結婚式を挙げる人がいるというのも頷けるほど、綺麗な風景であった。

Tekapo view from inside
教会内からの眺め

Far view of Lake Tekapo
対岸から教会と湖を見る

 久々の星空観測

  そして夜には、前日予約しておいたテカポ・ツアーズ(Tekapo Tours)の星見ツアーに参加する。これは日本人スタッフにより運営されているもので、ガイドブックには「小沢さん夫婦主催のツアーで…」などと書かれている。テカポは標高が高く、晴天率にも恵まれ、周囲に大きな街がないことから、絶好の星空観測ポイントなのだという。

  ここ数日は天気が悪く、ツアーも中止していたそうだが、この日は快晴で、ツアーの開催には何の問題もなかった。そこでホテルを夜10時に出発し、放牧地の荒れた道を少し入っていくと、小さな天文台のある場所にたどり着く。そして、いざ観察となった。

  最初はまだ陽が沈みかけているところだったが、時間が経つにつれて暗くなり、星の数がどんどん多くなっていった。星の説明は、学生に毛の生えたような、比較的若い専門家が行い、非常にわかりやすく説明してくれる。南十字星の見分け方など、解説でいろいろ勉強しながら、大小マゼラン星雲などの南半球で見られる星々を、肉眼で、あるいは2台の天体望遠鏡を使って見ていった。

  今回は久々の星空観測だったが、驚いたことに、望遠鏡を使えば月のクレーターなども極めて鮮明に見え、まるで今にも月面着陸するようなリアルさだ。久々に、子供の頃あこがれた「宇宙」を思い出すことができたような気がする。

  そして最後には、天の川を捉えた絵葉書までプレゼントされた(もちろん、肉眼ではここまで見えない)。夜12時まで、冷え込む中で行われたが、10名程度の参加者を飽きさせない演出で、参加した甲斐があったと思わせるツアーであった。

Star watching
南十字星などの煌く星々 (絵葉書より)

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