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連隊館修士論文>おわりに

修士論文 『行政計画策定過程における意見反映プロセスの事例分析』

おわりに

  一橋大学社会学部から心機一転、SFCの大学院に来て、早くも2年が経過した。この間、「生活都市東京を考える会」や藤沢市のプロジェクトに参加し、未熟ながらも地域情報化の手伝いに励む日々を送ってきた。そのためか、修士論文が後手に回ってしまい、自分の無力さを痛感しながら悪戦苦闘することとなった。

 それでも、こうして何とか論文としてまとめることができたのは、やはり金子郁容教授のおかげである。私のつたない知識を広げ、多くのアイデアを提供して下さったことは感謝に絶えない。それが時には苦痛を生むことにもなったが、プロジェクト等で様々な助言をして下さることがなければ、この論文は存在しなかったと言っても過言ではない。深く感謝したい。また、片岡正昭助教授と苗村憲司教授からも貴重な示唆をいただいた。この場を借りて感謝したい。

 加えて、この2年間共に勉学に励んできた金子研究室の面々、及び井関研究室の人たちには、様々な刺激を与えていただいた。同じプロジェクト科目にありながら、興味関心が大きく異なるのは不思議でなくもないが、そこから多くのことを学ぶことができた。特に橋本岳氏は、「考える会」と藤沢市のプロジェクトでこの2年間労苦をともにしてきた仲であり、私がコンピュータをある程度操れるようになったのも彼に負うところが大きいのだが、修士論文に際しても、テーマが比較的近かったためお互い刺激を受けながら進めてこられたような気がする。深く感謝したい。

 しかし、何より今回インタビューに応じて下さった方の協力がなければ、この論文は形にすらならなかったであろう。それぞれお忙しい中貴重な時間を割いて下さったことに、心から感謝したい。論文の内容が皆さんの期待に応えられるものだとは到底思えないが、これが今後何らかのお役に立てば幸いである。

 大学院生活はあっという間であったが、今では決して無駄ではなかったと確信している。特に行政とのプロジェクトは貴重な経験であった。ここでお世話になった方にも感謝したい。今春、私は某シンクタンクに就職する予定であるが、そこでも大学院での貴重な経験を生かして、中身のある政策提言をしていきたいと考えている。そして、遠い将来、この論文を書いた苦労が報われる日が来ることを願ってやまない…。


98年1月16日
修論の追い込みで殺気立つロフトにて

安藤伸彌


[参考文献]

秋本福雄『パートナーシップによるまちづくり』学芸出版社、1997年。

安島喜一『変革期の地方自治 住民参加とまちづくり』三省堂、1997年。

荒木昭次郎『参加と協働-新しい市民=行政関係の創造-』ぎょうせい、1990年。

五十嵐敬喜・小川明雄『都市計画-利権の構図を超えて』岩波新書、1993年。

今井賢一/金子郁容『ネットワーク組織論』岩波書店、1988年。

遠藤文夫『地方行政論』良書普及会、1987年。

大嶽秀夫『政策過程』東京大学出版会、1990年。

大森彌『現代日本の地方自治』放送大学教育振興会、1995年。

小笠原浩一編『地域空洞化時代における行政とボランティア』中央法規出版、1996年。

岡田好太『サイバーマスタープランニングに関する一実験-大和市都市計画マスタープランを事例として-』(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科1996年度修士論文)、1997年。

金子郁容『ボランティア もうひとつの情報社会』岩波新書、1992年。

兼子仁『行政手続法』岩波新書、1994年。

カレル・ヴァン・ウォルフレン『日本/権力構造の謎(上・下)』早川書房、1990年。

草野厚『政策過程分析入門』東京大学出版会、1997年。

小泉允圀・林亜夫『都市経営』放送大学教育振興会、1995年。

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佐々木信夫『自治体政策学入門』ぎょうせい、1996年。

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社会保障研究所編『社会福祉における市民参加』東京大学出版会、1996年。

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生活都市東京を考える会『生活都市東京を考える会報告』、1996年。

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田島義介『地方分権事始め』岩波新書、1996年。

田野崎昭夫編『地域社会計画の研究』学文社、1996年。

田村明編『自治体の政策形成』学陽書房、1989年。

地方自治協会『地方公共団体における計画行政の現状と課題』、1991年。

地方自治協会『地方公共団体における計画行政の現状と課題(II)』、1992年。

辻山幸宣編『分権化時代の行政計画』行政管理研究センター、1995年。

デビッド・オズボーン/テッド・ゲーブラー『行政革命』日本能率協会マネジメントセンター、1995年。

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東京都『住民参加制度研究会報告書』東京都政策報道室調査部、1996年。

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鳴海正泰『転換期の市民自治』日本経済評論社、1987年。

西尾勝『行政学』有斐閣、1993年。

ボランティア白書編集委員会編『ボランティア白書 '96-'97』日本青年奉仕協会、1997年。

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日野市『日野市第3次基本構想・基本計画』、1996年。

日野・まちづくりマスタープランを創る会『市民版 日野・まちづくりマスタープラン』、1995年。

松井茂記『情報公開法』岩波新書、1996年。

松下圭一『日本の自治・分権』岩波新書、1996年。

宮川公男『政策科学入門』東洋経済新報社、1995年。

民間非営利活動研究会『地域づくりのための民間非営利活動に対する地方公共団体のかかわりの在り方に関する研究報告』、1997年。

村松岐夫『地方自治』東京大学出版会、1988年。

室井力・原野翹編『現代地方自治法入門[第3版]』法律文化社、1995年。

森田朗『現代の行政』放送大学教育振興会、1996年。

薬師寺泰蔵『公共政策』東京大学出版会、1989年。

大和市都市部『市民参加の進め方』、1995年。

大和市都市部『やまと市都市計画マスタープランのたたき台(その1)』、1995年。

大和市都市部『市民のみなさんの声意見集(その1)』、1996年。

大和市都市部『市民のみなさんの声意見集(その2)』、1996年。

大和市都市部『市民のみなさんの声(地域の意見を聴く会編)』、1996年。

大和市都市部『「市民のみなさんの声」への対応』、1996年。

大和市都市部『大和市都市計画マスタープランたたき台』、1996年。

大和市都市部『大和市都市計画マスタープラン』、1997年。

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