キャプチャカードのいろいろ

 ビデオカメラ等で撮った映像をコンピュータに取り込むには、ビデオキャプチャカードが必要になります。しかし、一口にビデオキャプチャカードといっても、いろいろな種類・製品があります。ここでは、そのうち主要な21製品を紹介します(2000年6月現在のもの)。

●アナログビデオ向け製品

 まずはアナログビデオ(Hi8方式など)向けの製品を紹介します。デジタルビデオでも、アナログ出力対応であれば利用できますが、フルデジタル対応のキャプチャカード(後述)が台頭してきましたので、主流ではなくなってきました…。

  • GV-VCP2/PCI
    低価格で非常に購入しやすいキャプチャカードです。320×240で秒30コマのキャプチャが可能で、MPEG-1形式でのキャプチャも可能ですが、出力端子はありません。家電店によく在庫があるので、低価格でネット配信をしたい方にはお勧めです(定価12,800円)。
  • USB-CAP
    USB接続で手軽にキャプチャできるタイプです。別売のCCDカメラを使用すれば、撮りたい映像をそのまま手軽にキャプチャすることができます(352×288のキャプチャが可能です)。でも、本格的な映像編集を志すのであれば、手軽すぎるかと…(定価14,800円)。
  • PCCAP
    ノートパソコン向けの、PCカード型のキャプチャカードです。320×240で秒15コマのキャプチャが可能です。これがあればモバイル・ビデオキャプチャが可能になります(定価18,000円)。
  • MPG-BOX
    パラレルポート接続のMPEG-1キャプチャカードです。リアルタイム圧縮で、352×240で秒30コマのキャプチャに対応しています。出力はできませんが…(定価29,800円)。
  • USB-MPG
    USB接続で、352×240のキャプチャが可能、しかも本体が別になっているのでビデオ機器の接続が容易です。MPEG-1形式でのキャプチャもサポートしているので、ディスク容量に余裕がなくても比較的長時間取り込みできます。USBのないパソコンには、パラレル接続版MPG-BOX/Pもあります(定価37,000円;MPG-BOX/Pは31,000円)。
  • Power Capture PCI
    モーションJPEG対応の高機能キャプチャカードです。640×480で秒30コマのキャプチャが可能であるばかりでなく、ビデオ出力機能を用いて編集したAVIファイルをTVモニター上で再生したりできます(定価98,000円)。
  • Power Capture Pro
    プロレベルのスペックを実現した高機能キャプチャカードです。モーションJPEG対応で、720×480で秒30コマのキャプチャも可能になっています。もちろん出力機能もあり、ソフトも充実しており、価格が高い以外は申し分ないです(定価108,000円)。

●DV(デジタルビデオ)向け製品

 デジタルビデオの普及と呼応する形で、デジタルからデジタルへ高画質のままキャプチャするツールが増えてきました。特にWindows 98 SE/ 2000からデジタルキャプチャを可能にするIEEE1394(通称 i-Link、FireWire)規格に対応したため、対応製品が急増しています。ここではその一部をご紹介しましょう。

  • AD-DV394
    おそらく最も低価格なキャプチャカードで、実売1万円程度で販売されています。付属ソフトは多くありませんが、簡易なビデオ編集が目的であれば狙い目でしょう(実売価格10,000円程度)。
  • DVX-400P
    上記に準じた低価格を実現しているIEEE1394キャプチャカードです。ノート用のDVX-400Cもあります(実売価格10,800円;DVX-400Cの実売価格12,600円)。
  • IFC-IL3/DV
    外部に2ポート、内部にも1ポートを装備しています。スロットカバーの交換により、従来のPCIバス及び新規格Low Profile PCIにも対応し、そのうえ手頃な価格となっています(定価12,000円)。
  • REX-PCIFW1-L
    デスクトップ用の低価格IEEE1394キャプチャカードです。IEEE1394端子は計3ポート備えています。こちらもデジタルのまま動画・静止画をキャプチャできます。価格も手頃になっています(定価16,800円)。
  • REX-CBFW1-L
    ノートパソコン用のPCカード型IEEE1394キャプチャカードです。IEEE1394端子は2ポート備えています。こちらもデジタルのまま動画・静止画をキャプチャできます。価格も非常に手頃になっています(定価19,800円)。
  • 1394-PCI/DVC
    廉価版のキャプチャカードです。IEEE1394端子は3ポート備えています。価格が手頃で、店でも入手しやすいです(定価19,800円)。
  • PK-UG-X020DV
    MPEG-2形式での出力にも対応するなど、豊富なソフトが付いたお買い得な製品です。ノート向けの製品PK-UG-J008DVもあります。これで将来はDVD作成も夢ではない?(定価29,800円)。
  • GV-DVC/PCI
    デスクトップ用で比較的手軽に入手しやすいIEEE1394キャプチャカードです。2GB以上の長時間AVIファイルに対応し、添付ソフトも充実しているなど、コストパフォーマンスの高い製品に仕上がっています。(定価34,800円)。
  • GV-DVC/CB
    上記のノートパソコン用PCカード型IEEE1394キャプチャカードです。IEEE1394端子は2ポート備えています。こちらもデジタルのまま動画・静止画をキャプチャできます(定価34,800円)。
  • STUDIO DV
    手軽にDVノンリニア編集ができるセットです。初心者向けですが、付属の専用ソフトによりビデオ編集も容易で、必要な機能はほぼ揃っていると言えます(定価39,800円)。
  • EZDV
    定評あるカノープス製の機能を生かしつつ、低価格化を実現した製品です。アナログ入出力回路を搭載していませんが、付属ソフトも充実しており、必要十分な機能を有しています(定価39,800円)。
  • DVRaptor
    DVキャプチャ&編集が可能なキャプチャカードです。480×360で秒30コマの高画質キャプチャが可能なうえ、長時間AVIファイルにも対応しており、プロからの評価の高い製品です。さらに高機能を求める人にはDVRex-M1があります(定価69,800円;DVRex-M1は368,000円!)。
  • DV500
    リアルタイムDVノンリニア編集を実現するシステムです。付属ソフトや編集機能が充実しており、凝った映像を作成できます。この価格であれば当然かもしれませんが…(定価178,000円)。
  • RT2000
    同じくリアルタイムDVノンリニア編集を実現するシステムです。専用グラフィックボードを添付しており、低スペックマシンでも安定動作が期待できます。充実の内容です(定価198,000円)。

 ここで紹介した製品にはそれぞれ特徴があるので、お好みのものを選んでもらうより他にありません(ただし、推奨環境なりマシンとの相性などありますので、ご自分でお使いになっているもので本当に大丈夫なのか、確認するべきでしょう。そうしないと無駄金払う羽目になります…)。が、ここでは基本的に「低価格で手軽にビデオ編集&ネット配信を実現する」ことを目的にしていますので、次回以降の具体的な説明の際には、冒頭に紹介したGV-VCP2/PCI(実際には旧版のGV-VCP/PCIですが…)を例に話を進めていきます。ただし、基本的な部分は同じだと思いますので、別のキャプチャカードを使用している方も参考にしていただければ幸いです。

(2000.6)


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